定型レポートのチャートを細かく設定する

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今日は定型レポートのチャートのお話です。

定型レポートで表示されるチャートはJFreeChartを使用しております。
JFreeChartの説明はWikipediaから引用させていただきます。

「JFreeChart は、Javaで記述されたフリーのグラフライブラリである。各種統計図表や関数のグラフを描くことができる。ライセンス形態は LGPL が使用されており、商業アプリケーションへの組み込みも可能である。」

ということで、定型レポートのチャートを表示するためにPentahoにもJFreeChartが組み込まれております。
JFreeChartは結構細かくチャートの設定が可能なのですが、残念ながら定型レポートを作成するレポートデザイナーが用意しているチャートオプションはそれら全てをカバーしておりません。
行いたいチャートの設定がオプションにない、そのような場合はチャートのスクリプティングで対応が可能です。

レポートデザイナーのチャート編集画面です。
chartscripting1.png
オレンジの枠で囲ったところがスクリプティングの設定で、それより上の箇所がレポートデザイナー側でオプションとして対応しているものです。

スクリプトの設定は以下の手順を踏みます。
①Script Languageを選択します(ここではbeanshell)
②Script内にスクリプトを書いていきます(Value欄をクリックすると右端にアイコンが出るのでクリック)
JFreeChartのJavaDocを見ながらスクリプトを書いていきます。

実際のスクリプト例は以下の様な感じです。
chartscripting2.png

ここではBar Lineチャートを使って、以下の様な対応をしています。
①チャートタイトルを左寄せ(オプションでは中央表示のみ)
②ラインチャート側の値をチャート上に表示(オプションではバーチャートのみ表示可能)
③チャートを見やすくするため、値のフォントやカラー、表示位置を調整(オプションでは細かくは不可)

すると、以下のようなチャートを表示することが可能になります。
chartscripting3.png

更に、サポートの範囲外になる恐れもありますが、JFreeChartでは対応できないようなチャートに関してもJFreeChart側を改修することで可能になることもありますので、定型レポートのチャート機能にいまいち物足りなさを感じている方は、一度お試しいただければと思います。

また、定型レポートのチャートスクリプティングに関しては、弊社で対応した経験もございますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

今日のところは以上です。

★Have a nice open source day★
KSK Analytics Pentaho Team

2014年4月

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