BI製品をご紹介する時、"EXCELと何が違うのか"とご質問を頂くことがあります。

ご指摘のようにBIで提供するレポートは一見EXCELと類似することも多いのですが、以下の点で違いがあります。
★データ抽出結合
一般的に一つの部署、業務に閉じた情報のみで構成されるレポートは少なく他データと連携したレポートが必要です。
BIでは複数の社内システムからネットの情報、ソーシャルメディアやクラウドサービス、オープンデータを利用するなど各種の情報を入手抽出、組み合わせることで複雑で変化するユーザーニーズに応じたレポートを提供できます。
★大量データの対応
EXCELで扱うことができる行数は約6万行(互換モード)です。最近のバージョンはこの制限は越えていますが、大量データをEXCELで処理するには高性能PCでも時間がかかります。
BIは大量データを前提とするRDBMSを利用するため、EXCELで時間の掛かる処理も高速に実行されます。
★レポート作成スピード
営業会議や経営会議、経理処理などに向け、EXCEL資料作成作業にどの程度の時間と人を費やしているでしょうか?
BI導入によって担当者が数日かけて作成していた資料を数分で作成することが可能になります。
★WEBレポート
EXCELで作成したレポートは、メール添付送付で共有するのが一般的です。
BIで作成したレポートはインターネットブラウザさえあればファイルを配布せずに社内/社外で共有することができます。(メール添付も可能です)
★情報の信頼性
エクセルでレポートを作成した場合、そのレポートはEXCELで保持しているデータを基に構成されていますが、 情報は常に変化するため信頼性に問題が発生します。
BIで作成したレポートは常に最新の情報を参照でき、手元でユーザーが勝手に改変することもないため信頼性が高くなります。

最終アウトプットのイメージは類似していますが、基本的にExcelは表計算ソフトとも言われるように、"個人データをスタンドアロンPCで自由に便利に扱うもの"であり、BIは"より複雑な各種情報を組み合わせたり取りまとめてビジネスに有効活用するもの"と言えるでしょう。
以上、ご参考までに記述させて頂きました。
必要に応じて追加修正などしてご利用下さい。
★Have a nice weekend★
KSK Analytics Pentaho Team