Pentaho Reportingの最近のブログ記事

前回レポートデザイナーのPDF出力時にパスワードを設定する方法について紹介いたしましたが、
今回は同じくPDFを出力する際に、発行されるPDFファイルの印刷をできないようにするための設定を紹介いたします。

まず、出力したいレポートを開いていただき、
メニューバーのファイル>レポート設定を選択してください。

そうしますと、レポート設定の一覧が出てきますので、ここで暗号化と印刷可否を設定します。
まず、左側のローカルコンフィギュレーションからoutput-capable-pdfを選択してください。

その後、右側にoutput-capable-pdfの設定項目が出てきますので、以下の2点にチェックを付けてください。

①Encryption(40bitまたは120bitを選択してください)
②PrintLevel(コンボボックスにてnoneを選択してください)

reportprint1.png
これで、暗号化と印刷不可の設定ができました。
この状態でPDF出力を行います。

まずファイル>エクスポート>PDFとして保存をクリックしてください。

reportprint2.png

すると、PDF保存の設定画面が出てきますので、ファイル出力先を設定してください。

その後詳細設定タブを開いていただき、セキュリティ設定と暗号化のところで、
「40ビットキーで暗号化する」、または「120ビットキーで暗号化する」のどちらかにチェックをつけてください。
(※レポート設定のEncryptionで設定したビットを選択してください)
また、印刷の許可設定が印刷不可になっていることも確認してください。

reportprint3.png
これで設定が完了しましたので、PDF出力をしてください。

出力したPDFを開くと、印刷ボタンをクリックできないようになっていることを確認してください。

reportprint4.png

アナライザーレポートには様々な設定項目がありますが、

今回はその中でも特に使われる上限値の設定についてご紹介いたします。
いずれの設定項目につきましても、biserver-ee/pentaho-solutions/analyzerの中の
analyzer.propertiesを編集していただくことで変更可能です。

①フィルタの要素数
アナライザーレポートにてフィルタを設定する際、
例えば地域ディメンジョンをフィルターに使う場合、該当する地域の要素(日本、アメリカ、カナダ等)を最大100までしか選択することができません。
しかし、フィルターで100以上の要素を設定したい場合は、

analyzer.propertiesのfilter.members.max.count=100
の値を変更していただくことで、最大要素数を変更することができます。

②レポート表示行数について
アナライザーレポートにて表を作成する際、ある一定の行数を越えると、すべての行が表示されず、
すべての行を見るためには表をエクスポートするようにメッセージで促されます。

ブラウザで表示される一定の行数を変更するためには、
analyzer.propertiesのrenderer.browser.max.pivot.cellsの値を変更してください。

Excelファイルの出力行数
作成したレポートをExcelファイルにエクスポートした際、
10,000行を越えているとエクスポートエラーが発生します。
(エクスポートされたExcelファイルを開くと、エラーメッセージが表示されます)

このExcelファイルに出力される最大行数を変更するには、
analyzer.propertiesのrenderer.export.max.rows=10000を変更してください。


Report Designerにてパラメータを使用したレポート
のサンプルを作成致しました。


以下弊社のポータルサイトより、サンプルをダウロード頂くことが可能です。




ポータルサイトからダウンロード頂けない場合は、
こちらよりお問い合わせ下さい。



よろしければぜひお試し下さい。

★Have a nice open source day★
KSK Analytics Pentaho Team

Pentahoの定型レポート作成ツールReport Designerにはレポート作成が簡単にできるReport Wizard機能があります。
データソース、項目を選択し、テンプレートを選ぶだけでレポートができる、便利な機能です。
pentahoRDnew.jpg

新規レポートでゼロからレポート作成する手間を省くため、レポートウィザードで作成した後、修正をするというアプローチをとりたくなりますが、この方法はお奨めしません。

理由1:レポートウィザードで作成したレポートにはバインド(複数の構造を結合して属性などを一括制御する)が多様されており、個々の配置の移動などに手間がかかる
理由2:ウィザードのUIにしかない属性もある

pentahoRDnew2.jpg
ウィザードは変更なしで済むレポートの作成で利用し、修正が必要なレポートはゼロからレポートを作成することをお勧めします。

★Select your report creation method based on your requirement★
KSK Analytics
今日は定型レポートのチャートのお話です。

定型レポートで表示されるチャートはJFreeChartを使用しております。
JFreeChartの説明はWikipediaから引用させていただきます。

「JFreeChart は、Javaで記述されたフリーのグラフライブラリである。各種統計図表や関数のグラフを描くことができる。ライセンス形態は LGPL が使用されており、商業アプリケーションへの組み込みも可能である。」

ということで、定型レポートのチャートを表示するためにPentahoにもJFreeChartが組み込まれております。
JFreeChartは結構細かくチャートの設定が可能なのですが、残念ながら定型レポートを作成するレポートデザイナーが用意しているチャートオプションはそれら全てをカバーしておりません。
行いたいチャートの設定がオプションにない、そのような場合はチャートのスクリプティングで対応が可能です。

レポートデザイナーのチャート編集画面です。
chartscripting1.png
オレンジの枠で囲ったところがスクリプティングの設定で、それより上の箇所がレポートデザイナー側でオプションとして対応しているものです。

スクリプトの設定は以下の手順を踏みます。
①Script Languageを選択します(ここではbeanshell)
②Script内にスクリプトを書いていきます(Value欄をクリックすると右端にアイコンが出るのでクリック)
JFreeChartのJavaDocを見ながらスクリプトを書いていきます。

実際のスクリプト例は以下の様な感じです。
chartscripting2.png

ここではBar Lineチャートを使って、以下の様な対応をしています。
①チャートタイトルを左寄せ(オプションでは中央表示のみ)
②ラインチャート側の値をチャート上に表示(オプションではバーチャートのみ表示可能)
③チャートを見やすくするため、値のフォントやカラー、表示位置を調整(オプションでは細かくは不可)

すると、以下のようなチャートを表示することが可能になります。
chartscripting3.png

更に、サポートの範囲外になる恐れもありますが、JFreeChartでは対応できないようなチャートに関してもJFreeChart側を改修することで可能になることもありますので、定型レポートのチャート機能にいまいち物足りなさを感じている方は、一度お試しいただければと思います。

また、定型レポートのチャートスクリプティングに関しては、弊社で対応した経験もございますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

今日のところは以上です。

★Have a nice open source day★
KSK Analytics Pentaho Team
皆様のシステムでは、Webブラウザ画面に何件程度のデータを表示させていますでしょうか?

1画面に50件データを表示させて、20ページ分となれば人間が目で参照して有効な情報を利用できる上限を超えています。
またデータは集計してグラフ化することで、より理解しやすくビジネス活用が広がるのではないでしょうか?

加工前データの抽出ツールとしてブラウザでBIを利用するインプリを散見しますが、ほとんどの場合使い勝手やパフォーマンス面が悪くなります。
このような場合はPentahoならバックのETLスケジュール処理等で対応が可能です。

Pentahoにはブラウザで新規レポートを作成する機能にアナライザーレポート、インタラクティブレポートがありますが、それぞれデータ件数上限が設定できます。
analyzerlimit.jpg
アナライザーレポートでは、analyzer.propertiesとmondrian.propertiesのパラメーターで件数を設定します。

interactivereportlimit.jpg

またデータベース側でも接続数、アクセス件数、接続時間などの上限を決めることができる製品が多いです。

ユーザーが快適に使用できるように最適化する各種方策がありますので、よろしければご相談下さい。

★Have a nice user experience★
KSK Analytics Pentaho Team
桜の開花が待たれる時期となり、今週は卒業式姿の人をよく見かけますね。

新たな旅立ちの季節、世界に羽ばたくためにPentahoレポートの多言語化をご紹介します。

レポートデザイナーで通常使用するラベルの変わりにリソースラベルを配置します。
(リソースフィールド、リソースメッセージもあります)
次に型、値、リソース識別子を設定します。
reportdesignerresourcelabel1.jpg


各国語対応にするためには、プロパティファイルを作成して識別できるように設定します。
1. ファイル-レポートバンドルでリソースエディタを開きます。
2.Pentahoに限らずjavaの多言語環境設定で一般的なお約束ですが、言語毎にproperties
  ファイルを用意します。
  ここで注意点ですが、"編集"で日本語入力しても再度開くと文字化けします。
ReportDesigner-Mojibake.jpg

これはpropertiesファイルがASCIIコードのみ対応するというお約束のためです。
対策はエクスポートで英語のものをファイルに書き出し、プロパティエディタなどの変換対応ツールを利用して日本語記述、保存を行い、インポートすることです。(propertiesファイルをハンドリングする詳細方法は他の情報もご参照下さい)
reportdesignerresourcelabel2.jpg

このような設定にて言語毎に複数レポートを作成せず、1つのレポートで多言語対応することが可能となります。

新たな季節に皆様も世界に通用するグローバルな環境にチャレンジしてはいかがでしょうか?

★Enjoy your global tools★
KSK Analytics Pentaho Team



Pentaho Report Designer5.0の新機能としてメニューにExtraが追加されていますので一部をご紹介致します。
styledef.jpg
StyleDefinitionEditorはスタイルの構成要素を保存、再利用するものです。
これまでのテンプレート(今回も継続)より更に下層に位置づけられ、同一テンプレートでも予め別途定義した色やフォントタイプなどに簡単に変換することができるようになります。 
曜日や天気などで定型レポートのスタイルを変えるのも、アイキャッチとしてよいかもしれません。

次にReport Migrationです。
5.0独自の新機能を古いバージョンで作成済のレポートで使用する場合は、事前にマイグレーションを実行しておきます。
(既存レポートを参照するのみであれば、マイグレーションは原則不要です)
Migrationtool.jpg

5.0の日本でのダウンロード開始は今月下旬の予定ですので、開始されたらまたお知らせ致します。

★Have a nice Pentaho day★
KSK Analytics Pentaho Team

今日から7月、体調を崩しやすい季節ですが暑い夏に向け頑張っていきましょう。
今回はPentaho Data Integrationを利用したレポートバースティングを動かしてみましたので、ご紹介致します。

以下がデータソースMySQLからデータを取得し、予め作成してあるレポートにデータを引き当てて店舗別損益計算書をPDFで作成しメール添付にて配信する例です。
nsmail-1.jpg
このような定型レポートの自動配信システム全体がPentahoなら数日で作成でき、日次、週次、月次等の報告書を処理できます。

Pentahoを利用すればSNSやRSSなどネット上のデータや携帯電話などが生成するビックデータを含む各種データソースを利用する自動レポート配信システムが、従来比数分の一のコストと時間で構築できるでしょう。

お問い合わせいただければ上記サンプルのご提供も可能です。
(フォームに7月1日Blogのサンプル希望とご記入下さい)

ぜひ皆様もご活用下さい。
★Have a effective report bursting system★
KSK Analytics Pentaho Team
いよいよ5月、新緑の季節です。近場のお散歩でもリフレッシュできて気持ちがよいですね。

今回はPentaho定型レポートのTipsをご紹介します。

ReportDesignerで作成したレポートファイルはファイルタイプが.prptになります。他のクライアントツールで作成したファイルはテキストエディタで開けるのですが、このファイルは開けません。
実は、PRPTファイルは各種xmlファイルを含むjarファイルなのです。
7zipなどの圧縮解凍ツールを利用することで、構成がわかります。
prpt1.jpg

例えばこの中にあるsqlds.xmlがデータソース情報を含んでいますので、もしツール外からデータソースを変更したい場合はこれをテキスト編集することで実現できます。
prpt2.jpg

このように柔軟性と自由度が高いのがオープンソース系ソフトウェアであるPentahoの利点です。

注意:標準ツール外の操作でトラブルが発生した場合、弊社サポートが対応できないこともありますのでご留意下さい。

★Have a nice golden week★
KSK Analytics Pentaho Team

2016年6月

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